2009年8月28日金曜日

タイムカプセルを埋めておく

冷静に考える。
小泉効果とかの「空気」を抜きにした、本来の自民議席は230前後だ。
これは前々回、その前の衆院選からみれば明白。

そして、自民が前回参院選で失った、高齢者とか農村とか公務員とか医者とか土建とか、いわゆる「国から金を貰ってる連中」にそっぽ向かれた分の支持は全議席中の13%。衆院に直すと63議席。
今回は自民支持が増える要素がないので空気には期待できない、よって「空気」に流される14.5%と、失った13%を合わせて28%、失う議席は133議席。
なので前参院選のままなら、自民167議席になる。ここが残念ながら最高ラインじゃないか。

左翼政党は今回民主に流れると思う。
共産はいつも通りの1~3減、社民は半減。
右よりは自民に流れる。
公明はどうせ組織票しかないので若干減。
泡沫系は話題づくりに失敗しているので数字が出ない。
個人的にはみんなの党に頑張ってほしいけど。

総合すると、こうなる。これは最低限の自民敗北ライン。

480議席中
民主 273(115)
自民 167(300)
公明 27(31)
共産 5(9)
社民 3(7)
国民 1(4)
みんな 2(1)
改革 0(1)
大地 1(1)
日本 1(0)
諸派 0(0)
無所属 2(6)
計 480(478)

民主が273議席。
つまり自民の負け方に依らず単独過半数は堅い。

これが自民200民主240くらいだと政界再編が一発で起こって望ましいことになるんだが
民主の大勝ちなので単に政権与党が入れ代わっただけになり、ガラガラポンは先送りになる。

そこから先の予想
・平均株価が年末までに猛落
・政権公約は外圧のあるもの以外ほぼ棚あげ
・10月頃にマスコミが打って変わって民主党の失言問題を一斉に取り上げ始める
・来年度予算に絡んで、いくつかの法案で与党内造反議員グループが現れる
・鳩山首相が健康問題で引退、以後1年以内に二人ぐらい首相が変わる
・7月の参院選で民主党議席半減、再び逆転現象

解散チャンスは年度末か、参院選直後になるけれど、民主が政権与党にしがみついた場合は1年以上迷走状態が続く。

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