2009年3月31日火曜日

脱衣所で埋蔵金探し



埋蔵金さんの新書。

内容的にはつまみ食い的な記述が多くて、ああこの人は説得が下手でレトリックに頼る部分があるなぁ、でも日銀が悪いって主張は分かりやすくていいんじゃないの?と読了して感心しかけたところで本人が捕まっちゃったんですけどね!

高橋洋一・東洋大教授を窃盗容疑で書類送検 郵政民営化を推進

実際のところ国家公務員や元国家公務員が痴漢や窃盗で捕まる率は決して少なくはないんだけど(たとえば警察官が犯罪を犯す率は一般人が「重」犯罪を犯す率より高い)こういう人がこういうことになると、がっかりですよ。

2009年3月30日月曜日

そろそろ話膨らませすぎな気がしないでもない



押し切りがまだ言及されないことよりも峰打ち不殺がでずっぱりになってきていることの方が不安です。
どうするんだろ第三戦。
まさか車大膳が主人公になるんじゃ‥

2009年3月27日金曜日

たまきひさおって田巻久雄かっ!





やけにこなれた絵で70年代スラップスティックSFっぽいの描くなぁと思っていたらBURAIDENの人だ。人だった。

なんか20年ぶりくらいの作品な気がするが田巻久雄 全仕事!?を見るといろいろ細かい仕事やってたんだなぁ。園田健一のアシも長かったはず。
BURAIDENの前に書いたというファルコムのスタートレーダー漫画、見てみたいのう。

ギルステインは‥‥読んでたはずなのに全然内容思い出せない。クソつまらない原作を無理に頑張って面白く見せようとしてるところに泣いたような記憶だけはある。「美少年がトゲトゲスキンヘッドに変身して毎回暴れます」とかいうあたりで誰か止めなかったんだろうか。スポーンとか流行ってたころか。

リュウの連載の中ではちゃんとマンガマンガしている上に巨乳と乱交担当としての立ち位置も確定したので意外と伸びるかもわからんね。ただ最初の風呂敷がでかすぎるので、畳まずにさらに広げる方向にいけるかどうか。ちょっと期待。

2009年3月25日水曜日

ルーンマスカー復刊記念の恥辱



18年ぶりにルーンマスカーが復刊しましたおめでとう。

まあそのお祝いかわかりませんが、出渕裕の最初期作品とかをまとめた小冊子がリュウについてきているんですが・・・

これが。
なんともはや。
80年代の香りというか。
ジャシンカ帝国デザインなんて再び目にする機会が来るとは思わなんだ
もし私が本人だったら恥ずかしさのあまり穴掘って埋まるくらいの青さ
企画した方も企画したほうだがOKする方もするほうだ

そのうち「プチアップルパイ」復刊とか本気でやりかねん
恐ろしい子ッ

2009年3月24日火曜日

あねとむち



春日旬さんのフラッパー連載の単行本。初単行本らしい。

ナンセンス系と言うまでは吹っ切れていない、「え、ここ笑うとこなの?」と微妙に読者が居心地悪くなってしまう類のギャグなので切れ味は悪い。

ただ「眼鏡の奇行姉萌え」というめっさ狭いニーズにはよく応えていると思います。ありがとう。心からありがとう。

2009年3月23日月曜日

とある飛空士のその2



「とある飛空士への追憶」で去年のラノベ界のあちこちをかっさらった犬村 小六さんの新刊です。

キーワードはロミオをジュリエットで主人公の成長物語らしい。
読みきりだと思ってて「アレ?」と混乱した読者多数な模様。
実際、話はとば口で終わっていますのでまだなんとも。
重要キャラが出揃っていないんでしょうな。

2009年3月18日水曜日

装甲車をみんな戦車と呼んでしまうのはお約束

マダガスカル、軍が大統領府占拠 戦車が突入 - 47NEWS(よんななニュース)

いやどうみてもBRDM-2なんだけど。
砲塔ついてたらみんな戦車かいな。
(意外と朝日と毎日が「装甲車」「軍用車」との記述をしてる)


http://news.yahoo.com/nphotos/Soldier-seize-Madagascar-presidential-palace/ss/events/wl/031609madagascarpala;_ylt=Ak8AzqauFvbNUnI1nHLbLmjlWMcF#photoViewer=/090317/ids_photos_wl/r1234509327.jpg




これまでの流れ
CNN.co.jp:軍が大統領府を占拠、大統領は退陣拒否 マダガスカル

2002年に強引に大統領就任(対立候補は国外脱出)
→再選
→食料価格高騰
→野党がメディアで大統領の浪費を攻撃
→市民が大統領府に押しかけてデモ
→守備隊が発砲、死者多数
→暴動化
→軍の一部が野党を支持、大統領府へ突入
→大統領はすでに公邸へ逃亡済み
→今日辞任表明

写真とか見ると全体的にのんき。スーダンとかの警察署の裏で毎日人が殺されているようなピリピリ感はみじんもない。
(タイのクーデターものんきだったけどもっとゆるい。兵士の統制は数段低いと思われる)

2009年3月15日日曜日

51歳、大学教授、居候



西炯子さん新刊。

もともとは少女漫画にあった「さえない私の隣の席に転校生がやってきた」という出会いモチーフ。
これが少年漫画に持ち込まれて「僕の部屋に美少女がやってきた」が少年漫画の伝統になり、ルーツはめぐりめぐっていま、「負け犬35女の家に51歳の大学教授がやってきた」まで進化して来ました。
(※)

緻密なロマンスの組み上げはあいかわらず。
今回ギャグと毒吐き大目です。

今のところの印象としてはちょっと各キャラの言動がパタパタしすぎてて落ち着かない感じ。
でもこの人の漫画って、読んで、読み返して、1ヶ月くらい経って風呂に入っているときに「あ、あのコマでああ考えていたのか」とか急に気付くぐらい、描写の想像させる余地が深いので、とりあえず、続巻を楽しみにしてます。

ふとこんなジョークを思い出した
「好きな女と一緒に暮らすための2段階の方法。1.家に招待される。2.そのまま帰らない」
 
※しかしそれを考えると「独身漫画家でオンラインゲームヲタクの私の部屋に男子中学生(高校生だっけ)があがりこんできた」をリアルでやった新井理恵はどんだけ時代の先を行ってたんだという空恐ろしさがある

2009年3月14日土曜日

早えもんだぜあの歩廊亜太良駆使亜から3年か



メガネスキー磨伸映一郎さんの氷室連載、2冊目。
相変わらず細かいオマージュ満載。
その一方で新規公式設定とかちょい混ざっているのが侮れない。

ただ私もそうとうのメガネスキーだけど氷室にはなぜかやられなかったから(※)わくわく感いまいち。
もうシエル出しちゃえばいいと思うんだ(出てるけどね)

※結論としては眼鏡ライダーの衝撃がでかすぎた

2009年3月11日水曜日

褒めにくい小田扉



小田扉さんの復刻。
一応面白いかと言われれば面白いし、スピリッツの中でも目に留まれば読む価値のある連載なのだけど。ウィットもあるし人間観察の面白さも優れている。

けど他の全てを投げ出し読まなければならないものかと問われるとそうではないと答えざるをえない。
団地ともおもしょっちゅう読み忘れるしな!

ただそういう脱力さを狙って善しとするスタンスであることもまた同時に

でもこの人が本気でサスペンス書いたらおもろいと思うんだ

2009年3月9日月曜日

エプシロン、死す



個人的に浦沢現象と呼んでいる、「話が坂を上っているうちは面白いのだが、坂がゆるくなるか下りに差しかかかると急にテンションが落ちる」がとうとうPLUTOにも現れてきた。

さんざ謎めいたこと言ってた割に普通に戦っちゃってるし。
エプシロンがなぜ子供を育てるようにならなければならなかったのかはもっと突き詰められたと思うし、劇中に登場したロボット中ではほぼ最強の能力を持ちながら戦わない理由についても、もう一段ドラマが組めたと思うんです。

もったいねー。

2009年3月5日木曜日

こんなところに高遠るい



海堂尊は積読本の一山をなしているので、コミカライズ版はあやうく見逃すとこでした、の高遠るい作画の「ジェネラル・ルージュの凱旋」です。

ページ数がページ数なので展開はむっちゃ速いです。
終盤の告発劇にページのかなりの部分が割かれてます。
あいかわらずプロレス的なものを書くの好きなんだなぁ(小どんでん返しが続く告発劇がプロレス的という見解はあまり支持を得られていません)

2009年3月4日水曜日

どんどん黒子メインになっていきますな



原作の方はリタイヤしたし、電撃大王も買うのをやめてしまったんですが、この人の本はちゃっかし買っております。

だんだん黒子が風紀委員で巻き込まれた話を美琴がデウスエクスマキナっぽく解決するってパターンになりかけてますが、原作時系列とはどのくらいまでリンクさせるんだろう。

しかしこの人女の子描くのうまいよね‥特にカラーじゃない原稿は。

2009年3月3日火曜日

第一部、完!(まてや)



夢枕獏と伊藤勢による…ってか原作そうとう弄っちゃってますけど、荒野に獣慟哭す、の第9巻ですが。
えーと。なにげに第一部、完とかついちゃってるんですが。
マガジンZ休刊だからしょうがないとは言え…

徳間…拾ったりしないんだろうか…

2009年3月2日月曜日

Fellows!3号と久慈光久



久慈光久さんスゲー。
久々に揺るぎのない絶望を読ませてくれた。

天気