2009年6月8日月曜日

足利事件と福島章



先日釈放された菅家さんの足利事件ですが、ネット界隈では当時の刑事部長(現在年金生活者)のブログ炎上があり、一方でその通院先とか住所が流されて話題になってたりします。
あんまりリーガルな方向性とは言えないけど、意外とこういうところから公務員に対するチェックの目というのは育っていくのかもしれない(それはどうか)

その流れで、精神鑑定で菅家さんを「代償性小児性愛者」と鑑定した、いわゆる犯罪精神医学者の福島章さんも叩かれている様子。鑑定資料を紛失とか。

福島章教授が足利事件の精神鑑定録音テープを破棄した心理

福島章さんを知らない人に説明すると、かつては日本でほぼ唯一の犯罪精神分析の大家で、著書多数。有名事件の精神鑑定も結構やってます。精神分析医であって心理学者ではありません。

うーん。
私はもう相当昔から福島章さんの著作を追いかけてきていたんですが、正直ここ数年の本や対談を読んだ感じではもう撤退戦に入らせないとまずいよこの人とドキドキしながら見守ってたところなので、この先の流れが気になります。
訴訟自体は「紛失しました」で話が終わってしまうんで発展性はないでしょうが、それ以外の「犯罪者はみな脳に器質障害がある」「ネットはみんな性犯罪予備軍」「ブッシュは精神障害者で脳障害がある」とか、なんで本にする前に誰か止めなかったの的な言辞がけっこうありますんで。
冷静な批判に晒されだす前に、周囲が引退させた方がいいんじゃないかな。もう70過ぎなんだし。

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