2008年12月13日土曜日

拳銃で殺された2人と、自殺した15人

まあそうなんじゃないかな、とうすうす思っていたんだけど。

2006年における拳銃発砲事件に関する数値を見つけた。

図録▽自殺手段別自殺者数の推移
けん銃統計データ(全国)

これらによると

・拳銃発砲事件による死者は2名
・拳銃によって自殺したのは15名

発砲事件にカウントされずに拳銃自殺できる人は全員警察官だろうから、
つまり。
『2006年の日本の拳銃発砲による死者の88%は、警官が警官を撃ち殺している』
『拳銃による犯罪で死ぬ人より、犯罪を取り締まる側が拳銃自殺する数の方がずっと多い』
ということが言えるわけだ。

(内閣府調査曰くの「警察不祥事の半分は公表されていないとみていい」を信じるなら93%になるが)

実際アメリカでも拳銃での死者は犯罪より自殺がずっと多かったはず
The New York Times > Week in Review > Image > An Accounting of Daily Gun Deaths
銅色の弾丸が自殺者割合ですよ。

というわけで、拳銃の主な用途ってのは意外と「自殺の道具」であり、日本でもそれは変わらないわけですな。

あとちょっと余談的に気になったんだけど
自殺者統計|自殺対策支援センターライフリンク
1998年の跳ね上がりが異常。
これは統計方法の変更があったんじゃない?警察庁すぐいじくるし。

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