2009年2月2日月曜日

戦場のレクイエム



原題は「集結號」。
集結ラッパのことね。
相変わらずろくでもない邦題をつけなきゃいけないの決まりが発動している様子。

いい映画でしたよ。ちょっと前半シーンの戦闘と後半のバランスがよくないんで、時系列で追わずに回想でつなぐべきだった気もしないではないけれど。

ちょっとソフトに国共内戦とか大躍進政策の批判もしてるんでびっくり。
そこそこ民主化進んでいるんだねぇ。

実は状況がわからなくなる重大な誤訳が字幕にある。2chからテンプレ拾ってきた
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連隊長の部下が47人って少なすぎやしないか?と思った人、はっきり言って誤訳です。
中国軍の指揮階梯は

師(師団相当)
旅(旅団相当)
団(連隊相当)
営(大隊相当)
連(中隊相当)
排(小隊相当)
班(分隊相当)

なんで、中国語の連長というのは日本語だと中隊長になります。
あと、この頃の中国人民解放軍には階級がありません。兵と指揮員の違いだけ。
部下を全滅させた連長が、同階級の別な職につくって事が出来ません。これが内容にかかわるかどうかはまだ判らないが、一応。

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団=連隊ってのは歩兵が一緒に訓練して編成されるおっきな単位。同じ駐屯地の飯を食った仲間と思えばいい。学生で言うと学校。
連=中隊ってのは戦場で各所に配置される単位ぐらい。学校で言うとクラス。

行軍して戦域を移動したり、戦場から退却する場合は大隊単位以上で行うから、そこで集結ラッパが重要になるわけね。
ま、参考までに。

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