2008年9月16日火曜日

"ノートン 自動延長" 89500件ヒット

ノートン製品をクレジットで買うと、使っていようがなかろうが毎年クレジットから引き落としされる件について

更新サービス期限自動延長(ノートン・オートマチックリニューアルサービス)

クレジットカードでノートン製品を買うと、クレジットカード情報を利用して毎年勝手にノートンさんから金を引き落としされます。
一応「あと30日で期限が切れますよ」の警告のメールを出し、「15日後に」勝手に引き落とすらしい。

このサービスが実際に引き落としを始めたのは昨年の12月から。
日本中から悲鳴が上がった。

さすがに今ではユーザーサポート電話(中国?)も「使ってます?使ってませんか。でしたら取り消しますので」ぐらいの慣れた対応ですが、以前に引き落とされてしまった人たちは取り消しにかなりの地獄を見たらしい

ノートン先生の「罠」(昨年12月)
ノートン、これは詐欺でしょう?(1月)
Norton360 自動延長(ノートン・オンゴーイングプロテクション)に注意! (5月)
ノートン自動延長のキャンセル(6月)

(2ch)★シマンテック ノートン★自動引き落とし詐欺★

取り消しの受付については7月ぐらいから改善されたようだ。サービス企業の対応として半年かかってるってのは遅すぎるね。

・問題点1
使っていようがいなかろうが引き落としされる
・問題点2
予告メールに気づかないと取り消しができない
・問題点3
画面上での残り使用可能期間と、自動引き落としされるまでの残り期間が一致していない
・問題点4
延長するよりその年のノートン新製品を買ったほうが軽くて高機能で、店によっては安く付く

技術的にはLiveUpdateに延長サービスのページに飛ばさせて確認させればいいだけじゃんと思うが、シマンテックのサーバーは昔から重いことで有名なので
(何しろ毎回起動時に使用期間認証をサーバーに確認しにいくという、自分で自分のトラフィックを増やす仕様)
重いセキュリティをともなう処理は少しでも少なくしたかったのだろうか。

結果として大失敗していると思う。

「トラブルというものは、洗い出す前には半分以上が泥の中に隠れている」という法則から考えると、自動引き落としされていることに気づかずに支払ってしまっている人がおそらく相当数いるはずで、この地雷はまだ踏まれるのを待っているところだ。

さて訴訟社会たる本家アメリカでなんでこれが問題になっていないのかと疑問に思われた方、以下の2サイトでそれぞれダウンロード版商品を購入直前まで画面を進めてみてもらいたい。

シマンテックストア日本語版

シマンテックストア(本家)

わかった?

そう、本家版は"Norton Ongoing Protection Notice"っつって、完了ボタンを押す上にずらずらと自動引き落としすることとその取り消し方を書いてあるのね。で「読んで同意するよ」のチェックボックスをONにしないと購入が完了できない。

日本語版はそんな警告一切無し。製品詳細画面を開いたとき、スクロールしないと見えない下のほうにチラっと書いてあるだけ。購入までのプロセスには表示されないのだ。

んで「意思表示がない限り毎年引き落とす」ことを決済時に表示しないのは、特定商取引法十一条に抵触している可能性がある。
いままで買った人全員にメールで案内送って、説明も直さないとまだまだトラブル増えるんではないかな。

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