2008年9月3日水曜日

タイはどうなっているのか

市民民主化同盟(PAD)による首相府占拠と退陣要求ばかりが報道されるけれど、なぜ退陣要求がなされているかが国内メディアではほとんど報道されない。

CNN
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200809020029.html

参考記事
http://news.nna.jp/free/news/20080709thb002A.html

つまり、前回のクーデター後の選挙で第一党となったのは国民の力党なのだけど、前下院議長の選挙違反に引き続いて、先日政党も選挙違反に関与していると認定された。
これが検察から裁判所に起訴されると、3ヶ月くらいで政党の解散命令が出る。そうなると第二党を元に連立再編が起きてタクシン派が一掃される危険があったわけね。

実はこの流れは去年にも一度起きていて、当時与党だったタイ愛国党が解散を命じられている。そのときに5年間の公民権停止を免れた連中が大挙しておしよせたのがこの国民の力党なんだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E6%84%9B%E5%9B%BD%E5%85%9A

で、解党命令が出る前に憲法を改正して免れようとしたり、公安のトップを左遷したりして回避しようとしたので、一気に国民の不満が爆発したと、そういうことらしい。あと閣僚の王室への不敬発言とかもあったらしいね。

今回は軍部は静観との声明。
華僑連中(タクシン含む)中産階級はコメ値上がり(タイは輸出制限してない)でいい目を見ているところなので乗ってこないでしょう。逆に下層階級はコメ値上がりが生活に直撃していたわけね。

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