2008年9月5日金曜日

なにがなんでも海面上昇してくれないと困る人たちを救え

問題。次の空欄を埋めなさい
「人為的な二酸化炭素濃度の上昇により地球温暖化が起こり、それによって(          )ことにより世界中で海面が上昇する」

この答えを満たすために、(一部の)人類はいろいろな理論を考え出してきたのですが、そろそろピンチです。

1.北極と南極の氷が溶ける
これは80年代初期の意見。北極の氷が解けても海水は増えませんと真っ先に袋叩きにあいました。

2.南極の氷が溶ける
初期の主流意見。観測結果で「温暖化が進むと南極の降雪は増える」「南極の海面はより深くなっている」ことがわかり使えなくなりました。
そもそも南極の気温は-50℃で、数度上昇しても何もかわりゃしません。

3.陸上の氷河が溶け出す
陸上の氷河が全部溶けても海水は数%も増えないので瞬殺。

4.グリーンランドが溶ける
10℃くらい上昇しないと溶けませんし、溶けるまでには数千年かかっちゃうんです。
ゴア氏が強力に主張したのでアメリカではまだ大多数の人が信じています。

5.海水が膨張する
これは割と最近の流行理論。
ですが気温上昇によって多少の膨張(海面10cm程度)はしても、そもそも日射によって受け取る熱量と比べたら微々たる物だったりする。
気温の上昇によって海表面が熱を受け取るとしても、熱容量に1000倍以上のひらきがあるので、表層以外の平均海水温はまったくといいほど上昇しないんです残念ながら‥。

てな感じで行き詰ってきたので、そろそろ新しい理論が必要です。
潮流の加速とか潮汐力の影響とか塩分濃度とか。
ここはひとつ運用停止置き換えされた地球シミュレーターの活躍に期待するしか。
最新の地球シミュレーターは今までの倍の精度で未来の地球の姿を予測できるそうですよ!まあ‥1年後の天候は相変わらず当てられないらしいけど‥‥

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